キャリブレーションを行う

キャリブレーションとは

Oculus Quest は、それぞれの端末が別々の空間情報を持っているため、それを同期する必要があります。その作業がキャリブレーションです。この作業によって、お互いの位置が正しく見えるようになります。

なおこの作業は一度行えば、大きくずれていると感じない限りは再度行う必要はありません。

キャリブレーション方法

キネトスケイプでは3種類のキャリブレーション方法を提供しています。

1台ずつコントローラーで行うキャリブレーション

Oculus Quest でキャリブレーションを 1台ずつ行います。この方法では位置の正確さはあがりますが、手間がかかります。

Oculus Quest でハシラスプレゼンを起動した後、手ではなくコントローラーを持ち、人差し指 + 中指トリガーを引くことでキャリブレーションモードに遷移します。(静止モード時はキャリブレーション画面に遷移できません。)

キャリブレーションモードで表示される指示に従い、部屋の前方の中央と、後方を指定する玉を配置することでキャリブレーションを行えます。

キャリブレーションモードでの指示

まとめて行うキャリブレーション

この方法の場合、位置の誤差は大きくなりますが、まとめてキャリブレーションできるため手間が少なくなります。事前に、Quest のスリープ時間を長めに設定しておくことをおすすめします。

Quest を全台起動し、サーバー画面に全台現れたことを確認します。

部屋の前方の中央に、後方を見る向きで Quest を横に並べます。このとき、ID が左から右に向けて大きくなるようにします。高さはサーバー画面から指定することができるため、机などにおいてかまいません。

Questの配置の仕方

その後、サーバーの全台キャリブレーションボタンを押すことでキャリブレーションが完了します。

1台ずつサーバー画面で行うキャリブレーション

こちらは、プレゼンの最中にずれが大きくなってしまったときに、補助的に使用する方法です。

部屋の前方の中央に、後方を見る向きで Quest を置きます。なお、高さは無視されるため、机などにおいてかまいません。

Questの配置の仕方

その後、サーバーの該当の Quest のキャリブレーションボタンを押すことでキャリブレーションが行われます。

歩行モード/静止モード

体験者が歩き回るかどうかで切り替えられるモードです。

モード

説明

歩行モード

広いところで歩きながら体験するモード

静止モード

着座の状態で頭の位置・方位をキャリブレーション

その場に立って、歩かずに体験するモード。

モードについてはサーバーから個別に切り替えることができます。

トラブルシューティング

再起動の度にキャリブレーションが失われる

ガーディアンの設定が静止モードになっている可能性があります。Oculus Quest のガーディアンの調整からガーディアンを歩行モードにしてください。

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